サロン業界の現状
ところであなたは、今のサロン業界の状況がどうなっているのかご存じですか?
実際のところ個人サロンが増えている影響で正確な数値が掴めないというのが現状ですが、
大まかに数字を追うと、届け出ているエステサロンだけでも全国に1万5千店舗。
毎年1000店ほどのサロンが新しくオープンして、ほぼそれと同じ数だけのサロンが潰れてしまっているそうです。
平均すると毎日2〜3個の店が潰れているということですから、とても恐ろしいことです。
個人サロンは開店の際の初期投資もそれほど掛からず、低いリスクで運営できるはずなのに
これだけの数が潰れているのはなぜなのでしょう。
それは、やはり圧倒的な知識不足が原因だと私は思います。
何も分からないまま振り回され、価格競争に巻き込まれ、経済的にも精神的にも続けることができなくなり、
せっかくの夢をあきらめなくてはならなくなる。
そんな悲しい結末にならないためにも、まずはしっかりと「知る」ということが重要になってくるのです。
〜「お客様がずっと通いたくなる小さなサロンのつくり方」(同文舘出版) 向井邦雄著〜 より
【サロン業界の現状】
2014年の調査では、これまでエステなどのサロンに一度も通ったことのない方の割合が44.2%、
通ったことのある方の中でも、ここ数年行っていないという方の割合が44.5%(全体の24.8%)
に及ぶという結果が出ています。
(リビング新聞公式ウェブサイト「リビングWeb」にて510名の既婚女性へのWEBアンケート)
合計すると約7割の女性がエステを利用していないということになりますが、
WEBを使わない方や未婚の方、男性なども含めると、さらに多くの割合の方々が
未だ、サロンを利用したことがない。あるいはほとんど利用していない、ということになります。
その理由のほとんどが、「価格の価値が伝わっていない」か「不安」というもの。
近年のサロン業界は、かなり健全化されてきたとはいえ、まだまだお客様への意識の低さや
サロン同士の顧客の奪い合いや足の引っ張り合いなどが多く存在します。
たった2~3割にしか満たないエステ人口の中で、その人たちを奪い合っているのです。
業界全体が知識や意識を共有し合い、サロンの価値を高め、伝え、不安を取りのぞき、安心できるものとする。
そうすることで、これまでサロンに足を踏み入れられなかった方や、足が遠のいていた、7割以上の方に
サロンを利用していただけるようになれば、この業界はさらに発展していくものと思います。
『 与え合い、認め合い、支え合い、高め合う 』
それそれのサロンがその意識を持ち、力を合わせることで、この業界の未来は明るいものとなっていきます。
そんなサロンを日本中に作り上げていくことが私たちの目標であり、その目標に向かって活動を繰り広げております。